ヴォクシーを新車で購入するとなると、諸費用が必要になります。

ヴォクシー自体のお金だけでは、購入できません。

厳密には、購入しても公道を走ることができません。

これじゃ意味がありませんね。

ヴォクシーを新車で購入するとなると、下記が必要になります。

  • ヴォクシーの車両本体価格
  • 装備するオプション費用
  • 諸費用

ここでは、ヴォクシーを新車で購入する際に必要な諸経費をまとめています。

▶ヴォクシーの価格についてはこちら

諸費用とは?

新車ヴォクシーを購入する際の諸費用は主に下記で構成されています。

  • 税金
  • 保険料
  • 販売諸費用

これらの諸費用は結構バカになりません。

ヴォクシーのグレードや購入する月(つき)によっても金額が変わってきますので、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

新車ヴォクシー購入時にかかる税金

まずは税金です。

ヴォクシーを新車で購入する際に必要になるのが4つの税金です。

  • 自動車取得税
  • 自動車重量税
  • 自動車税
  • 消費税

これらを支払い(税金なので納税ですね)しなければ、せっかく買ったヴォクシーで公道を走ったり、所有自体できません。

ですので、ディーラーなどでヴォクシーを購入する時には、必ず支払う必要があります。

自動車取得税

ヴォクシー購入時に、購入者(厳密には所有者)に課せられる税金です。

本来、自動車取得税の税率は車両取得価額の3%とされています。

ただ、この取得額というのは単純にヴォクシーの購入額ではなく、購入額の90%程度とされています。

上のグレードであれば、価格自体も上がるので、自動車取得税も高くなりますし、オプションをたくさん装備させても価格は高くなるので、自動車取得税も高くなります。

とはいえヴォクシーの場合は・・・

6万円〜75,000円程度

です。

つまり、購入時の価格が高いと自動車取得税も高くなるので、購入時はできる限りオプションを装備せず、あとから追加でオプション装備させれば、自動車取得税を安くすることはできますね。

購入後では装備できないオプションもありますので、その点は注意が必要です。

それから、ヴォクシーのハイブリッドでは、自動車取得税は100%減税されますので0円です。

ヴォクシーハイブリッドであれば、どのグレードでも、どんなにオプションを装備して購入価格が高額になっても自動車取得税は0円です。

自動車重量税

新車購入時と車検時に国へ納める税金です。

  • 自家用、事業用などの区分
  • 車両総重量
  • 経過年数

によって税額が異なります。

新車ヴォクシーを乗用車として購入する場合は、49,200円の重量税が課せられます。

ですが、ヴォクシーはエコカー減税対象者ですので、30,000円になります。

さらに

ハイブリッドカー:100%減税で0円

ガソリン車:25%減税で22,500円

の重量税が必要になります。

自動車税

毎年、自動車所有者に対し、排気量に応じて課税される税金です。

新車ヴォクシー購入時には、その月から翌3月までの自動車税を納税する必要があります。

ヴォクシーは、排気量1501~2000ccに区分されますので、自動車税は年額39,500円が課税されます。

ただし、新車の場合は購入した月の翌月から翌年の3月までの分を月割りで納税します。

厳密には、新車ヴォクシーを購入した月ではなく、購入して販売店がヴォクシーを新車登録した月の翌月から翌年3月までの分を支払います。

つまり、あなたが新車ヴォクシーを8月1日に購入し、販売店が8月15日に新車登録し、8月20日に納車された場合は、9月から翌3月の7ヶ月分の自動車税を納税します。

また、あなたが新車ヴォクシーを8月20日に購入し、販売店が9月5日に新車登録、9月10日に納車された場合は、10月から翌3月までの6ヶ月分の自動車税を納税します。

3月に新車登録された場合は、新車ヴォクシー購入時に自動車税の納税額は0円です。

新車購入時のコストは削減できますが、毎年4〜5月頃には納税書が送られてきますので、コストカットと呼べるか?微妙ですね。

ヴォクシーの自動車税の月割納税額は下記表にまとめましたので、参考にしてください。

新車登録月 月割の納税額
4月 36,200円
5月 32,900円
6月 29,600円
7月 26,300円
8月 23,000円
9月 19,700円
10月 16,400円
11月 13,100円
12月 9,800円
1月 6,500円
2月 3,200円
3月 0円

消費税

消費税は説明する必要はないかもしれませんが、購入金額に対して8%の税率で課税される税金です。

ただし、ヴォクシーの車両本体価格やオプション装備の費用には課税されますが、税金や保険料など非課税なものもあります。

現在では、ほとんどのケースで税込金額が記載されていますので、消費税率を新たに上乗せする必要はありませんね。

新車ヴォクシー購入時には保険加入も必須

ヴォクシー購入時に保険加入が必要になります。

保険には下記の2種類があります。

  • 自賠責保険
  • 任意保険

自賠責保険は、通称『強制保険』と呼ばれ、ヴォクシーを公道では知らせる以上、加入が義務付けられている保険です。

無加入で公道を走行すれば、違反になり、違反キップが切られます。

自賠責保険は、対人事故の際、被害者を救済するための保険です。

ヴォクシーで走行中に、万が一事故を引き起こした場合、相手被害者の治療費、後遺症が残ればその損害賠償費、死亡してしまった場合には死亡による損害賠償費を賄う保険です。

自分に対する治療費や、車の修理代、被害者の車の修理代は保険対象外です。

また、自賠責保険は最低限しか保証されません。

万が一、自己で相手を死亡させてしまった場合、自賠責保険では最高3,000万円までの保険金が支払われますが、これでは足りないケースもあります。

足りない場合は、自己負担です。

その補填のために加入するのが任意保険です。

任意保険は、自賠責保険とは違い加入自体は義務付けられていません。

また、任意保険では、対人賠償以外にも、対物(相手の車の修理代など)、車両保険(自分の車の修理代など)、弁護士費用など、いろいろとカスタマイズが可能です。

現在では、70%以上の自動車所有者が任意保険に加入していると言われています。

今回、ここでは、加入が義務付けられている自賠責保険について詳しく見ていきましょう。

加入必須の自賠責保険

自賠責保険は、先にも説明しましたが、事故発生時に被害者がいる場合に被害者の損害を保証するための保険です。

新車ヴォクシーの購入時には、次の車検までの期間加入する必要があります。

新車の場合、次回の車検は3年後ですから、ヴォクシー購入時には3年間の保険料を支払う必要があります。

保険料は、37ヶ月分で36,780円です。

????????????

36ヶ月ではなく、37ヶ月??????

と思いますよね。

実はコレ、車検の有効期限満了日と自賠責保険の有効期限満了日には、ズレが生じるためなんです。

車検は有効期間満了日の夜24時まで有効であるのに対し、自賠責保険は有効期間満了日の正午12時までが有効です。

つまり、自賠責保険が36ヶ月間だと、満了日のお昼12時から夜12時までの12時間は、車検は有効なものの自賠責保険が切れてしまっている時間帯が生じてしまいます。

この時間帯を補うために、自賠責保険の加入期間は36ヶ月ではなく、37ヶ月になっています。

36ヶ月と1日でもいいような気もしますが、自賠責保険は月割でしか費用分割できないため、37ヶ月という中途半端な加入期間になってしまうのです。

ヴォクシー購入時に必要な販売諸費用とは・・・

ヴォクシー必要な販売諸費用は、販売店によって微妙に異なりますが、主に下記の5つです。

  • 車庫証明取得代行費用
  • 登録代行費用
  • 納車費用
  • リサイクル料金
  • その他販売店のサービス

ここで注意が必要です。

税金や保険料は、同じグレードで同じ仕様のヴォクシーであれば、どこの販売店で購入しても一律です。

どこどこのネッツトヨタは、税金と保険料が安くなる!といったことはありません。

ところが、この諸費用は『リサイクル料金』以外は販売店によって多少異なります。

特に『その他販売店のサービス』は、販売店によって様々なサービスが用意されているので、かなり違ってきます。

では、ひとつひとつ見ていきますね。

新車のヴォクシー購入時に必要な車庫証明取得代行費用

ヴォクシーを購入する際に、国へ「普段、停車させる車庫スペースを確保してますよ!」という登録申請をする必要があります。

その登録申請をする際に必要なのが車庫証明書であり、警察署に発行してもらう必要があります。。

車庫が自宅の敷地内にある場合もあれば、駐車場を借りている場合もあります。

そのスペースが本当に存在していることを証明してもらう作業を販売店が代行するのにかかるのが車庫証明取得代行費用です。

登録時には、印紙も必要になるので、印紙代も含めた金額であることがほとんどです。

販売店によって、登録代行の費用は変わってきますが、印紙代も含めて13,000円〜18,000円程度かかります。

ただし、車庫証明取得代行費用は、自分で車庫証明を取得してしまえば、支払う必要はありません。

印紙代の2,500円〜2,830円(都道府県によって異なる)は必要です。

インターネットで用紙をダウンロードして、それを印刷し、必要事項を記入して印紙と一緒に最寄りの警察署に提出すればOKです。

印紙も警察署で購入できます。

コレを自分ですれば、車庫証明取得代行費用は支払う必要はありません。

ヴォクシーの新車登録時に必要な登録代行費用

ヴォクシーは、ネッツトヨタなどの販売店で購入するのですが、購入したヴォクシーを公道で走るためには、国に登録する必要があります。

つまりは、「この車は、ここの販売店で購入して、ちゃんと規制に則った車両ですよ!」と国に自家用車として登録申請するわけですね。

その証としてナンバープレートと車検証が発行されます。

この登録申請を販売店が代行するための費用が登録代行費用です。

もちろん、登録申請時に必要な印紙代も含まれます。

登録代行費用も販売店によってまちまちです。

20,000円〜30,000円程度に設定している販売店が多いです。

新車のヴォクシーを自宅に運んでもらうための納車費用

ヴォクシーを新車で購入して、国への登録が完了すれば、自由に公道も走れるようになるのですが、そのヴォクシーを自宅までとどけてもらうのにかかるのが納車費用です。

別に自宅でなくてもいいんですけどね。

これも販売店によって異なりますし、販売店から納車場所までの距離によっても違ってきます。

同一県内であれば10,000円前後に設定している販売店が多いです。

でも、この納車費用、当たり前ですが、自分で販売店まで新車のヴォクシーを取りに行けば支払う必要はありません。

廃車にする際の費用をあらかじめ負担するリサイクル料金

これから購入するヴォクシーですが、廃車時にかかる費用をあらかじめ負担するのがリサイクル料金です。

ヴォクシーを廃車するには、解体する必要があります。

その際に出るゴミを処分したり、エアバッグをリサイクルしたり、フロンガスを適切に処理するためには費用がかかります。

それらの費用がリサイクル料金です。

この料金は、どこの販売店も一律で12,470円かかります。

ちなみにこの金額は、購入したヴォクシーを廃車にはせず、売却した場合には戻ってきます。

とはいえ、ヴォクシーをこれから買おうってときに、廃車時の負担するなんておかしいですよね。

迷惑なその他販売店のサービス

新車購入時に販売店によってさまざまなサービスを用意しています。

「◯年間、無料で洗車し放題!」とか「◯年間オイル交換無料!」といったサービスです。

こういった、販売店独自のサービスが新車購入時の諸費用にのっかってきます。

サービス内容も価格もさまざまです。

必要のないサービスであれば、ヴォクシー購入時に断ればいいのですが、中にはサービスを断れない販売店もあります。

断れれば0円ですが、断れない場合、高いところでは50,000円程度かかる販売店もあります。

必ず、ヴォクシー購入前にチェックされた方がいいですね。